東北大学学友会サッカー部について(今野さんによる投稿)
3代目ブログ管理人、3年今野です。
(中略)サッカー的な話をすると、今シーズンはボールを保持して戦うスタイルを中心とし、それに応じてGK、DFなども含めボールをしっかりつなぐことのできる力が求められました。2011はカウンター、セットプレーからの得点が目立ちましたが、今年はサイドバックのゴールなどどこからでも攻撃を仕掛けることができるチームになりました。実際サイドバックには変態的な選手も多く、ストロングポイントになっていたと思います。
守備面でも夏ごろにはそれまでの前線から始まっていたプレスのやり方プラス、ブロックの形成にも取り組み相手の攻撃を跳ね返す意識も身に付けることができました。
様々な戦術的な幅をもつようになった一方で、今年はそれをうまく試合中で修正したり使い分けることができなかったように思います。何か1つの戦い方を決めると、90分その戦い方で試合をすることが多いように感じられました。
東北大には、いわゆる「指導者」と呼ばれる人がおらず、森谷監督にも練習や試合に来て頂いていますが最終的な判断をしていくのは主将、つまり選手になります。
私はこのことはサッカーを考える上で強みになるものだと思います。これだけ一人ひとりが自然とサッカーのことを考えている集団は他にありません。自由な発想や、奇抜なアイデアといったものがすぐにチームに反映できるのは私たちにしかできないことではないでしょうか。
この強みは、いつ何時もより良いチームへと成長する可能性を秘めているということにもつながります。東北大学サッカー部ですごす4年間は、おそらく最もサッカーと向き合う期間だと思います。是非とも自分の糧にし、選手一人ひとりが考えるということを東北大学学友会サッカー部の伝統にして欲しいと願っています。
一方で、選手が中心となるサッカー部で大変なことはなにか。
それは「仕事」だと思います。
サッカー部にはキャプテン、副キャプテン、主務という役職があります。さらにありがたいことに、マネージャーさんもいます。
キャプテンはメンバー決めから練習方法などチームに方向性をもたせ、かつ選手のモチベーションを保ちつつ、選手全員の状態を把握するなど副キャプテンと協力しながら選手の管理をしなければいけません。これを自分自身もプレーヤーとしてチームを引っ張りながら行うわけです。代によっては先輩のいる中でそれを行ないます。とても負担の大きい仕事です。
主務の仕事は、お金の管理、移動宿泊の管理、OB会との連絡、東北大学体育部の委員、宮城県大学サッカー連盟の学生幹事長、東北地区大学サッカー連盟の委員と、ざっとならべたたけでもこのような仕事があります。もちろんそれぞれここに書くにはスペースが足りないくらいの仕事内容がありますから、非常に負担の大きい仕事です。
マネージャーさんの仕事は、ボールボーイやボトル汲みなど練習を見ていればわかるものだけでなく、スコア記入、ビブスの洗濯、メンバー表記入、主管時の記録用紙記入など多くの仕事をこなしてもらってます。本当にありがたいことです。
これらの仕事をしてもらって、また主務のところでも書きましたが非常に多くの人が関わりながら、私たちは試合を行うことが出来ています。これは本当に感謝すべきことであり、忘れてはいけないことです。
しかし最近、感謝をどこかにおいてきてしまったような人を見つけることがあります。練習、試合会場のマナー、試合中のマナー、練習の準備・片付け、試合の準備・片付け、などなど・・・
1人ではサッカーはできません。「仕事」をしている人たちのことを考えてみてください。できるだけ、特定の人しか「仕事」をしないorできないといった状況にしないでください。
もしトラブルがあったとしても、誰かに頼ることなくまずは自分で考え、行動してください。いつまでも人に任せていては、いつまでもそのまま成長することがありません。
どうか感謝を忘れず、自分が試合をしているということのプロセス、責任の重さを意識してみてください。私が1年半主務として活動して、一番伝えたいことです。
(中略)ブログというのは、比較的アクセスしやすく、また更新する側としてもHPのRESULTを更新するよりはブログの方がラクなのではないかと思います。現役サッカー部の活動を発信する場としては適している場だと感じますし、これからもどのようなスタイルでもいいので素早い情報発信をしていくことはとても大事だと感じています(試合に負けると更新が遅くなる私が言うのもあれですが)。
HPの更新も同様で、更なる充実を図っていってほしいと願っています。この作業が結構大変なことは知っているのですが、やはりHPを見ているといつ見ても楽しいです(早く自己紹介書けよ大地)。ひそかに協力しようと思って夏にサッカー部ムービーを作ったりしたのですが、それはまた別の話ということで。