大高さんによる投稿
3年大高です。
秋季リーグ最終節、八戸大学との試合が終わり、これで今年の秋季リーグは終わりました。
最終節の結果は1-1の引き分けでした。
(中略)選手の活躍としましては、
<得点> 喜多恒仁:7点 阿部龍太郎:3点 阿部英次郎:2点 金田和鷹:2点 松山涼太:2点 茂木淳:2点 三好就英:1点 蔡亮成:1点 あと一人いるのですが誰なんでしょうかね。選手ランキングのところで空欄になっていました。
<アシスト>
三好就英:2点 蔡亮成:2点 近藤渉:1点 金田和鷹:1点
もっとアシストした人いるはずなんですけどね。まあそれを見て報告する人も「あ、入った。今の何番だった?10番?」とか点決めた人でさえあやふやなときありますからね。アシストした人はなおさら見忘れるんでしょうかね。
OBの皆様、選手の親御さん、そして東北大学友会サッカー部を応援・支援してくださった方々、本当にありがとうございました。来年も乞うご期待ください。
「ありがとう」という言葉はいい響きを持ってますよね。言われても言っても嬉しくなる言葉です。
八戸大学との試合が終わり引き分けという結果になって、「うーんなんだろう、泣けはしないよなあ」と控え室で考えていました。
最後の試合では勝って嬉しい!このメンバーでよかった!ということなどで泣くこともありますし、負けたらもっと練習すればよかった、悔しいなあと泣くこともあります。中学、高校のときは負けて泣くことが多いのではないでしょうか。
いやしかし引き分けとなると、なんだかなあという気持ちなのです。ああ、頑張ったなあっていう気持ちにしかならないと選手は言っていました。
もちろん、八戸大学に引き分けという結果だったのは奮闘した結果です。
試合が終わった後に部員全員で話し合う機会があり、そこで後輩・同輩と色々な話ができました。「お前はもっとこうするべきだ」とか「あの時はこうだったな」とか。そういう思い出は胸にとどめておきたいので具体的な話は避けます。
「もっと一緒にサッカーしたかったです」って言われるのがね、先輩にとっちゃ嬉しい一言ですよ。引退する人には2年生から色紙をもらいました。私の宝物です。
振り返るとそれなりに先輩らしいことできたかなと思っています。自分にはできないと思っていた叱ることだったり(全然怖くないって言われたけども)、自分が一生懸命にやることで後輩もやる気出してくれたり。サッカーに関しては後輩に教えてもらってばかりでしたが。
日曜日に農学部サッカー大会というものがあり、動物学系として自分と2年のドリブラーの三好が出て優勝してきました。海洋学系としてフィジカルモンスター茂木も出ていました。やはりサッカーの試合をすると楽しくて仕方なく、もっとサッカーやりたいなあとも思うのですが、別の場所でまたサッカーかフットサルを続けることにします。
これ以上書こうとするとしみじみしてしまいそうなので、そろそろ終わらせます。
部員達に改めて一言「ありがとう」といいたいです。部活やっていて本当に楽しかった。ありがとう。
雑記係の3年大高です。
(中略)サッカーは何人でやる競技でしょうか?
単純にボール蹴るのは22人だけですね。
試合のスターティングメンバーに選ばれるのは11人だけです。
東北大学友会サッカー部員は全体で55名います。(間違っていたらこっそり教えてください)
プレーヤーは48名いるのでこの人数で11個あるポジションを奪い合います。マネージャーもそれぞれポジションを奪い合っているのかもしれませんが、そのようなことがあっても目を逸らしておきます。
では残りのプレーヤーは。
途中から試合に出る人が数名、サブメンバーに選ばれただけの人が数名、試合に出ることができない人たちが数十名。
試合に出た人以外はチームにとっていらない存在なのでしょうか。
そんなことありませんね。それぞれ役目があるはずです。
しかしサブとなってしまった人たち、サブにもなれなかった人たちの気持ちは複雑です。
「5分でいいから試合に出たい」「悔しい」「どうせ今回も選ばれないんだろうな」「これから先、試合に出ることがあるんだろうか」
ここには書ききれないような気持ちで溢れています。何回も、何回もこういう思いを噛み締めてきた選手もいます。そのたびに挫折して、次は頑張ろうと思って、なのに途中でケガしちゃったり、でも諦めないでやっていこうと決めた選手もいます。ケガをおしてでもレギュラーを目指して、途中で悪化してしまって諦めざるを得なかった選手も。
自分も最後の試合に出ることができなそうなことを感じて、悔しい思いでいっぱいです。悔しくてたまりません。
それでも、最終的に選ばれた11人には「負けやがったら承知しねえぞ」という気持ちで応援しています。もちろん途中出場の選手達にも「活躍しろよ!」と念じながら応援しています。
背番号だけでも11人の中に入りたいな、という思いから大学に入ってから11番のユニフォームを着てきました。
それだけこの「11人」というレギュラーの人たちは特別な存在なんです。
11人に入れなかった人たちは誇りを持ってください。この11人は俺達から選ばれた特別な奴らなんだ、俺達がいたからこそこの11人ができたんだと。この誇りを持つのは非常に難しいのですが、笑っても泣いても最後の1試合、八戸大学戦では、この誇りを持ってください。そして11人を送り出してやりましょうよ。
マネージャーは「自分達がこのチームの基礎を作っている」ということを誇りに思ってください。マネージャーや、チームのバックアップをする人がいて、チームは全力を発揮することができます。チームにかけがえのない存在なんです。
サブメンバー、ベンチ外の選手の踏み台に乗り、マネージャーの支えがあって11人の選手がフィールドに立ちます。試合のときに何か諦めそうになったときは、「自分がフィールドの外にいる奴らの代表なんだ」ということを思い出してください。もし逆の立場でレギュラーの人がふがいないプレーを続けていたら腹が立つでしょう。
試合に出る人たちは、出ることができなかった選手にふがいないプレーを見せないでください。例えどういう試合の内容でも、全力でプレーすることを誓ってください。
それが残りの選手達の、複雑に感情が入り混じって出来たプライドに対する唯一の答えだと、私は思います。
八戸大学は正直に言うと強敵なのですが、笑顔で秋季リーグを締めくくりたいなあと思っています。そして、このサッカー部に入ってよかったな、と思える試合を見せてくれることを、切に望んでいます。
そしてそんな試合が見れたら、私は素直にこのサッカー部に対して「ありがとう」という言葉が出てきそうです。