【遺言ブログ①】想いを伝える


どーも、経済学部4年の菅野隼也です。部員のみなさん、お久しぶりです。

引退してから約2週間。サッカーがない生活にも慣れてきて、有意義な時間を過ごしています。
まあ今でもたまにSPLYZA開いてこの前の練習試合をみたりはしますが。

さて、いよいよ今日から4年生7人による遺言ブログが始まります!

この遺言ブログは去年始まったので今年で2年目です。
今年の順番はあみだくじで決めたので完全にランダムです。
明日は誰が書くのか楽しみにしながら一週間過ごしてもらえればなと思います。

このブログを書くにあたり、何を書こうか非常に悩みました。
悩みに悩んだ末、現役部員へのメッセージと大学サッカーを振り返っての二本立てにしようと決めました。少々長いことが予想されますが、ほんとうにこれが最後なのでおつきあいいただければと思います。

① 部員へ
今年はシーズン最後のミーティングで四年各々がメッセージを残しました。
みなさん、それぞれが何を話したか覚えているでしょうか?

ミーティング後には飲み会もあったため、ちょっとはいい話だった気がするな、、、程度の記憶しかない人ももしかしたらいるかもしれません。
覚えていて欲しいところですが、まあ仕方ないです。

僕はみんなの話を忘れないように、ちゃんとメモをとっていました。
だからだいたいは覚えています。
久々にまともなメモをとった気もしますが、日頃からのメモの習慣が役に立った瞬間です。

以下が僕のメモの内容です。

ちゅう 中堅クラブ
たいと 基準さげない 出ている人が伝える
そうた 下手でも頑張れ
パイ 三年、何か掴む
響 自分で考えてうまくなる
みなと 一人一人できることはある

これをみたら、だいたいの内容は思い出せるのではないでしょうか。
みんな本当にいいことを語ってくれたので、部員のみんなには忘れてほしくないです。
だから、僕は四年みんなの想い+自分の考えで部員へのメッセージにしたいと思います。

前提として俺らは中堅クラブである。入学してすぐスタメンを張るようなスーパーなプレーヤーはなかなか入ってこないし、部員数も多いとはいえない。
しかも学生主体である。試合に出ていた選手も監督業を担うキャプテンもシーズンが終わると入れ替わる。

このような環境で毎年安定して強いチーム、つまり強豪クラブになるにはどうしたらいいのだろうか。

一つのこたえは、今試合に出ている選手が自分の持つスキル・経験をチームに伝えることだと思う。

俺らのように初めて監督業をするキャプテンに、部員全員のレベルアップを求めることなんてとうていできない。トップチームの戦い方を考えるだけでも責任は大きいし、大変なはずである。

だからこそ、一人に任せるのではなく、部員全員で協力して強いチームになるために行動しなければならないと思う。

だけど、これをするのは本当に難しい。
だって、今試合に出ている者は自分が試合に出られれば満足だと思うし、
出られない者は試合への興味を持ちにくい。

今試合に出ている人は少しふりかえってほしい。
どうして試合に出場するにいたったのかと。
もちろん、試合や練習を通して自分の力で何かを掴み成長できたからでもあるだろう。
しかしそれだけでなく、きっと、他の部員がアドバイスをくれたり、いいサポートをしてくれたり、プレーしやすい環境をつくってくれたりしたおかげで成長でき、試合に出られているはずである。

試合に出られていない人も考えてみて欲しい。
今の自分に何が足りないのか。
何も考えず、ひたすら練習だけしていれば上手くなるということはおそらくもうない。
だけど、少し工夫すれば弱点を補えたり、強みを活かせたりする方法はいくらでもある。

こういう意識で一人一人が取り組むことができたら、伝えることが当たり前の文化になってきたら、俺たちはもっともっといいチームになることができるはずである。

ただ、伝えようと思ってもきっと苦労するだろう。
自分が普段意識していることを言語化し、相手にもわかるように伝えることは難しい。
そのときに、僕がミーティングで話した、ボールを持っていない85分間の質をあげることや響が言っていたように、ノートを書いて試合を見直すことが役に立ってくると思う。

ボールを持っていないときに何を意識しているか。

試合に出ている人と出ていない人のこの意識の差はすごく大きいと個人的には感じる。
試合を見返すときに、自分のポジショニングはここでいいのか、チームとして狙うべきスペースはどこなのかなどボール以外のところにも注目して欲しい。

まとめると、
普通のチームのように監督はすべてを伝えてくれない。
だからこそ、選手同士で補い、全員で強いチームを目指そう。
そして、三位という結果がすごいことじゃなくて、当たり前の成績といえるチームになれるといいね。

② 大学サッカーを振り返って

今シーズンの個人的な目標は 「自分の経験を伝える」と設定した。
そのきっかけはやはりこれですかね。

大学サッカーの未来と俺の夢

たしかB練を一緒にみているときに初めてこの話をこうたさんからきいたときは何を言っているのか理解できなかったことを覚えています。

五年後、十年後に東北を牽引するかぁ~。ん~遠いなぁ~と。

こうたさんからは一番近くで本当にたくさんのことを学んだと思っています。
サッカーへの想い、チームへの想い、いろんな話をきくなかで、自分のサッカー観は大きく変わっていきました。
いつしか、俺もこの想いを何とかして引き継ぎたいな、チームのために何かしたいなと考えるようになりました。

ただ、俺レベルで、はたして何かできることはあるのだろうか。

そう考えたときに、分析班しかありませんでした。

東北地方の大学サッカーにおいて分析に力を入れている大学はおそらくまだ少ない。
だからこそやる価値はあるし、チーム力の低いうちには必要。
分析体制が確立できれば、五年後十年後につながるのでは。

こんな感じでラストシーズンをスタートしました。

といっても、何をしたらいいのかというのは全然分からない状態でした。
特に今年は班制度が始まって一年目なので同じような考えの班長もいたことでしょう。

やらずに後で後悔することだけはしたくなかったので、とりあえず思いついたら発信することだけ意識して取り組んでいました。

良いチームになるにはどうしたらいいのか考える。
そして思いついたことを試しにやってみて、振り返って、修正する。
この作業の繰り返し。
あとたまにミーティングで話す。

そんな感じで取り組んでいたら、この一年間は本当にあっという間で、活動は充実したものになりました。

引退してから、この要因、
なんで充実した活動だったのかなと振り返ると、部員のみんなのおかげなんだなと改めて気付かされました。

僕は日頃一緒に練習して、試合して、話して、飲みに行って、遊びに行って、笑いあう時間が大好きでした。

みんないろんな個性はあるけど、サッカーが好きっていう共通のものを持っている。

そういう部員のことが大好きだからこそ、もっとサッカーを楽しんでほしい、もっとうまくなってほしい、試合に勝ちたい思うことができ、活動のやる気につながりました。

ただ単にサッカーが好き、サッカーを指導したいという気持ちだけだったらここまでできなかったと思います。

本当にいいチームメイトに恵まれたと思っています。おかげで一年間頑張ることができました。

サッカーも大好きだけど、それと同じくらいこのチームが好きでした。

だからこそ、全国にいって、最高の形で終わりたかった。
こればかりは後輩に託すしかないですね。

大事なことなんでもう一回書きますが、
みんなのおかげで、楽しいサッカー生活を送れました
本当にありがとう。これからも応援しています。

こうたさんの想いを引き継ぐことはできたのだろうか。
今年の活動に意味はあったのか。
これからのチームがそのこたえをみせてくれると思うので、期待して見守ろうと思います。

最後に
小学生の頃から僕にサッカーを教え続けてくれた父
ずっと側でいろいろなサポートをしてくれた母には
本当に感謝しています。ありがとうございます。
おかげさまで楽しくサッカーを続けることができました。

今まで関わった指導者、チームメイトにも感謝をしています。
いつかまたサッカーを一緒にやる機会があればなと思っています。

僕の想い、感謝はいったいどれくらい伝わったのだろうか。

明日のブログお楽しみに。

では!

【遺言ブログ①】想いを伝える” への2件のフィードバック

    1. 来年も続けたいっていう気持ちはあります笑
      ただ次のチームにしかできないこともあると思うので期待して見守ります。
      ブログ読んでいただきありがとうございます!

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