東北大蹴球部は、東北で一番〇〇な組織


新年あけましておめでとうございます。

皆様におかれましては、健やかに新年の幕開けをお迎えのこととお慶び申し上げます。

また、旧年中は多大なるご支援、応援を賜りまして誠にありがとうございました。今年はより一層のご支援、お引き立てのほどよろしくおねがいします。

皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年の挨拶とさせていただきます。

 

 

はい、2021年の1発目の投稿ということで勝手ながら主将に代わり新年の挨拶をさせていただきました。工学部3年の廣瀬海音です。堅めの挨拶は以上にして、ここからは通常モードで行きたいと思います。このブログって内輪的なことを書く人も多いので意外な気もしますが、親御さんやOBの方々も一定数は見てくださっているようなので、一応カッコをつけておきました。

 

年末年始ということで班ごとの筋トレなども一時中断していたので、報告すべき部の近況は見当たらないです。新年早々気持ちを新たにトレーニングに励みたいところでしたが、15日までの対面での課外活動の停止を食らってしまったのでそうもいかず、エネルギーの行き場を失っている人も多いかと思います。オンラインにはなってしまいますが、5日からまた顔を合わせてトレーニングできるので励んでいきましょう。

 

 

さて、雑記に移ります。

 

東北大が東北1部リーグに昇格してから結果は7位、5位、3位、4位と来て、今年で5年目のシーズンを迎えることとなります。昇格からこの順位まで来られた理由として当時の主将や部員の努力があったのは言うまでもありませんが、他の要因としてグラウンドが人工芝になって環境が良くなり、部員も増えてチーム力がアップしたという部分は大きかったはずです。3年目の3位という結果は増えたメンバーと良いグラウンドで練習の質が上がり、選手のコンディションが上がり、また技術勝負で劣る相手には戦術面で補うことでたどり着けた、一つの到達点のように感じます。

 

4年目の結果を振り返ると、それまで徐々に順位を上げてきた中で前年の結果を上回ることができませんでした。これは残念でしたが、相手のレベルと自分らの現状を見比べると妥当な結果だったとも思います。特に、リーグ5戦目の仙台大戦以降は相手とのレベルの差を改めて痛感する3試合でした。この良い環境になって数年が経ちましたが、順位が落ち着いたように見える4年目の結果があり、 “サッカーで勝って上位をめざす” を至上命題のように考えることに対しては行き詰まりを感じた人も多かったのではないでしょうか。アイリーグでは学生リーグの上位チームの2軍に対して実力差は歴然で、相手には末恐ろしい選手が何人も見受けられました。このように、このままのやり方では現状維持がやっとである、と気づき始めている人も少なくないはずです。

 

では、東北大学蹴球部がここから先に進むにはどうしたらよいか。自分の中で答えは出ていて、それは “部をとりまく人々が部に誇りを持てる” 状態を目指すことだと思っています。これは目先の勝利よりも得難く、価値のあることだと思います。部に誇りを持てるというのは、部に携わる自分を誇れる、と言い換えられるかもしれません。

 

東北大蹴球部の部員の性質上、学生リーグで勝ってより上位を目指すというような目標は全員がついて来づらいものです。実際、試合数が半分だったとはいえ昨年の学生リーグに出た人はプレイヤー65人中21人しかおらず、部員の2/3以上は目標にプレーで直接関わることができていませんでした。ただ、これは受け止めるべき現実であって、悲観することではないと思います。全員がサッカー以外に様々な軸を持った人間の集まりなのは1部上位のチームにはない特徴だし、ある種うちの強みと捉えることもできるからです。そしてそんな多様性の中で、全員がチームを良くするという一点において同じ方向を向くことができれば、各々がチームに対して価値を生み出しつつ、最終的にチーム力の向上につなげていけるはずです。

 

現状を思い返すと、東北大蹴球部は組織として弱い部分がまだ沢山あります。人数が増えてAB別での練習を始めてからは、Bチームの練習環境を維持できなくなるなど新たな問題も生じはじめました。今後は規模の大きくなった組織の運営方法も含めて試行錯誤をしていかなければならないし、部員各々が活躍できる場を見つけるための環境の整備も必要です。ですが、現状の体制では首脳の4人は部をフットボールクラブとして成立させることで精一杯になるはずです。そこで個人の活躍の場を部内に見つけるためには、いち部員から働きかけていくことが必要となります。

 

この大学の部活動という舞台を活かすも殺すも自分次第です。幸い、班活動という最低限の活躍の土台が存在します。これをきっかけに、今年はすこし積極的に取り組んでみようと思ってくれる人が増えたら嬉しいです。本当に意味があるかわからないことでも、部活動という、失敗しても良い場を借りて挑戦できる。これはとても価値のあることなんじゃないでしょうか。こうして各々が活躍の場を部内に見出し、貢献できることに誇りを持てるようになり、他大の部活にはない総合力で勝負できるようになる。これが、自分たちにしか行けない次のステップであり、進むべき道であると感じています。誇りを持っている集団は輝いて見えるし、輝いて見える集団こそ応援したくなる集団です。Enjoy footballの精神で今後数年、蹴球部の活動の幅が広がっていくことを期待します。

 

最後にタイトルについて。

部員にはタイトルの〇〇には現状何が入りそうで、今後は何を入れられそうか、何を入れたいか、を考えてみてほしいです。それが、今後の目指すべき道のヒントになるかも…?

 

さて、次回からは一つ下の学年に移ります。2年生の一人目は、新年会がなくなって退屈しているであろう田邉キャプテンにお願いします。お題は好きなおせちとその理由で!更新遅くなってごめんなさい!

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