坊主の星


 おはようございます。2年のくせになぜかタメ口で話してくる荒木くんに紹介されました、成績優秀スポーツ万能高身長イケメン靭帯断裂系フットボーラーの木村律仁です。まず、ブログの更新が遅れてしまい大変申し訳ございませんでした。荒木くんがなぜ平気でタメ口を使ってくるのかを考えていたら更新期日を大幅に過ぎていました。

 

 活動報告は2年生の晴貴くんがしてくれていたので割愛いたします。晴貴くんありがとうございます。

 

 それでは早速、後輩の荒木くんにもらったお題に答えていきます。

 

 一つ目は「怪我から学んだこと」です。

ここで、私の怪我について知らない人もいると思うので詳しく説明していきたいと思います。

 あれは8月の蒸し暑い朝でした。私がまだかっこいいタイプの坊主だった頃の話です。年に一度の北大定期戦という歴史ある舞台に、私はFWとして途中出場しました。3年ぶりのフィールドプレイヤーとしての出場ということもあって、ゆっくりとフィールドに足を踏み入れたときの高揚感はいまだに鮮明に覚えています。しかしここで問題が発生。北大側のプレイヤーにも坊主がいたのです。これはいけません。フィールドに坊主は1人で十分です。できるだけ早くこの坊主を排除したいという思いが私の頭を一杯に満たしました。相手坊主にボールが入った瞬間、私は自らの出せる限界速度で襲いかかりました。すると、私の気迫に気圧されたのか、相手坊主はボールをヤケクソ気味に蹴り出しました。ボールを持っていない坊主に突っ込むわけにはいかないと思い、私はこの有り余る運動量Pを断ち切るように急ブレーキをかけました。しかし、次の瞬間「ボリボリッ」という聞き慣れない鈍い音が世界のバランスを崩しました。左膝に走る激痛とともに、坊主と世界が同じ角速度ωで傾き始め、私の体は地面に吸い込まれていきました。その後、病院に行き、左膝前十字靭帯断裂、内側半月板及び外側半月板断裂と診断され、全治10ヶ月の長い療養期間がスタートしました。

 というように、実はあの怪我の裏側には壮絶なドラマがあったんですね。そして本題の「怪我から学んだこと」として、この怪我期間中では、より多様な人生の楽しみ方を学べたような気がします。休部界隈の大御所である堀本一豊さんに倣って、休部をしてできた時間でライブに行ったり、本を読んだり、留学でアメリカに行ったり、怪我をしてなければしなかったであろう事をたくさんしてみました。その中で、今まで知らなかった物事の楽しさ面白さ、興味深さにたくさん出会うことができました。皆さんも選手生命が終わるほどの大怪我をした際には、ぜひ休部をして新しいことにたくさん挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 続いて、二つ目のお題ですが、1学年下の荒木くんの提示したお題全てに答えるのは癪なのでお題を変えたいと思います。二つ目のお題は「坊主の素晴らしさ」です。

 上にも述べましたが、私は以前、かっこいいタイプの坊主でした。しかし、東北大学に入学するや否やとても多くの人に坊主を馬鹿にされてしまった気がします。これは坊主が悪いのではなく、坊主の良さを活かしきれなかった私の責任です。なので、ここから私が伝えたくても伝えきれなかった坊主の良さについて簡単に解説していきたいと思います。

 まず第一に、坊主はかっこいいです。これは絶対揺るぎません。もし、これを読んでいる坊主のあなたが、周りから馬鹿にされるようなことがあったなら、それはあなたの魅力不足か馬鹿にする側の問題です。坊主は悪くありません。また、よく坊主は濃い顔の方が似合うと言われますが、僕は薄い顔であってもそれはそれで独特の雰囲気が出てかっこいいのではないかと思っています。

 次に、坊主の魅力として、時間短縮が挙げられます。坊主にドライヤーは必要ありません。タオルドライで十分です。また、寝癖という概念が(ほぼ)ないため、朝の活動が格段に捗ります。

 さらに、圧倒的お金の節約も期待できます。一度バリカンを買ってしまえば理容院、美容院に通う必要はなくなるのでその分のコストが削減されます。さらに、猫に小判、馬の耳に念仏、坊主にリンス、という言葉があるように、リンスなんて使っても意味がありませんし、シャンプーの使用量もかなり少なく済むので、そこでもコストの削減が望めます。

 まだまだ書き足りませんが、こんな感じで坊主には魅力がいっぱいです。完全にSティア髪型です。私は去年の北大定期戦で惜しくも坊主対決に敗れ、坊主を引退せざるを得なくなってしまいましたが、まだ坊主の権利を持っている皆さんには坊主を強くお勧めします。もし次の髪型に迷ったら坊主にしてみてはいかがでしょうか。私が全力でサポートします。

 

 今回のブログは以上となります。荒木くんのせいではあるものの、更新期日を大幅に過ぎてしまったためちょっとだけたくさん書いてみました。次は苗字が木村の期待の新人、「モクソン」こと木村海斗君でお願いします。

お題は、「サッカー部員としての豊富」と、荒木くんからもらった「今後の進路について」でお願いします。

 

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。さようなら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください