全てを超えて勝ち獲れ。


皆さんこんにちは。ブログを開いてくださりありがとうございます。

 

佐野颯亮君からご指名をいただきました、経済学部1年の本間貴大(ほんまたかひろ)と申します。出身は山形県鶴岡市です。鶴岡南高校サッカー部に所属しており、センターバックやサイドバックを務めておりました。

 

私はプレイヤーではなく、テクニカルスタッフとしてこのサッカー部に所属させていただいております。あまりにも部活に顔を出せていないゆえ、私の名前や顔を覚えていない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。大変ご無沙汰しております。今後はもっと定期的に部活に行って、まずは名前と顔を覚えてもらい、みなさんと仲良くさせてもらえればと思っています。

 


最近の活動報告は佐野君がしてくれたので省略します。

 


さて、佐野君からいただいたお題に答えていこうと思います。

 

 

まず初めに「高校の頃1番楽しかったエピソード」ですが、「高校3年間で1番興奮した瞬間」と勝手な解釈をして書こうと思います。私が幼少期から応援しているモンテディオ山形というクラブについてのエピソードです。大した話ではありません。

 

海外やJ1のクラブのサポーターが多いサッカー部の皆さんの中にはJ2のモンテディオ山形についてあまり知らない方も多いと思うので、軽く紹介しておきます。

 

モンテディオ山形は、J1にいた2009年から2011年と2015年の4シーズンを除き、J2暮らしが続いているクラブです。喜ぶべきか悲しむべきか、J2最多勝という記録を持っています。2014年のJ1昇格プレーオフでのGK山岸範宏の劇的ヘディングゴールでその名前を記憶されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近だと、競技規則の適用ミスでJリーグ初の再試合(厳密には再開試合)を食らったことや、土居聖真が移籍してきたことでも有名かもしれません。過去には神戸の汰木康也や名古屋の山岸裕也、浦和の渡邊凌磨、ガンバの山田康太や半田陸、コヴェントリーの坂元達裕などが所属していました。使わなくなったらすぐに返してくださいね。

 

そして、この話をする上で欠かせないのがJ1昇格プレーオフの存在です。J2の3位から6位のクラブで残り1クラブの昇格枠を争う大会がちょうどこの時期に開催されます。今シーズンも含め、異例の4大会連続5回目の出場となるモンテディオ山形です。このヒリヒリ感も山形の年末の風物詩という感じも強くなってきましたが、毎年必要以上に落ち込むことになるので、今シーズンが最後のプレーオフになってほしいものです。2014年にはこのプレーオフによって6位からJ1昇格を成し遂げた過去があります。

 

本題に入ります。昨シーズンのJ2第42節。6位甲府、7位山形、8位長崎がプレーオフの残り1枠を懸けて争う最終節となりました。4連勝中、プレーオフ圏7位の山形は勝ち点64で並ぶ6位の甲府をホームに迎えての直接対決でした。山形・甲府は勝てばプレーオフ進出というシンプルなシチュエーション。長崎は勝利したうえで山形×甲府の結果を待たなければいけない状況でした。

 

もちろん私は受験勉強など知ったことかといった感じでスタジアムに駆けつけました。0-0で前半を折り返しますが、後半の中盤に与えたPKをクリスティアーノに沈められ、1点のビハインド。他会場のスコアもあり、引き分けでもプレーオフ進出を逃す状況になりました。しかし山形は終了間際に獲得したPKを現在川崎所属の宮城天が決め、スコアをタイを戻します。さらにアディショナルタイム、カウンターからデラトーレというブラジル人ストライカーのゴールで逆転。ゴール裏はものすごい盛り上がり方をしており、私は一緒に見に来ていた父と熱く抱擁を交わしたり周りの人と我を忘れて喜び合ったりしました。これが高校3年間で1番興奮した瞬間です。

 

劇的逆転勝利で5位でプレーオフ進出した山形でしたが、準決勝で4位エスパルスとアウェイでスコアレスドローに終わり、レギュレーションによりあっけなく敗退。試合終了の瞬間、DAZNを静かに閉じたことを思い出します。この試合のハイライトは未だに1回たりとも見ることができていません。今思い返すとなんだかプレーオフ進出がゴールになっていたような気がします。あまり思い出したくはない記憶です。

 

ちなみに今シーズン、山形は8月の土居聖真加入以降12勝1分1敗、破竹の9連勝でシーズンを終え、4位でプレーオフ進出を決めました。5回目のプレーオフにして初のホーム開催となります。普通に16位とかの時期もあって、今年は残留争いかと思っていたし、今シーズンの私の観戦試合での初勝利は7月だったので、それを考えると本当に驚きです。勝てば昇格決定のエスパルスに完全アウェイの中逆転勝利したときは本当に勝負強くなったなあとしみじみ思いました。試合終了後の乾の顔が忘れられません。なにはともあれ、エスパルスサポの皆さん、優勝&昇格おめでとうございます。もう戻ってくるなよ。

 

山形は、8連勝のなか5位で迎えた今年の最終節もプレーオフ進出をかけて6位千葉との直接対決でした。なんと19,316人がスタジアムに駆け付けました(山形歴代5位。山形規模だとこれでもめちゃくちゃ多いのです)。試合は千葉の松田陸が前半にDOGSOで退場+PKのファウルをかましてくれたので、終わってみれば4-0で勝利し、4位の岡山もなぜか鹿児島に引き分けていたのでなんだかあっさり4位に上がってプレーオフ進出を決めることができました。仙台に帰ってから、一緒に見に行った友人と祝勝会をしたり、DAZNを何度も見返したりするほどには嬉しかったのですが、エース小森や千葉サポの涙にはもらい泣きをしてしまいました。毎度おなじみである千葉のプレーオフ敗退癖を今年も見たかったのですが、仙台さんが勝ってプレーオフに進出したので、それを見ることができず少し残念です。とはいいつつもサポーターが可哀想なのでいい加減そろそろ昇格してほしいものです。千葉のJ2沼はいったい何年続いてしまうのでしょうか。今オフの小森争奪戦にも注目です。

 

山形に話を戻すと、今回はプレーオフ進出がゴールになっている雰囲気があまりないので期待も膨らみます。ちなみに準決勝は長崎×仙台、山形×岡山なのですが、仙台さんには長崎にどうにかして勝ってもらって、山形で仙台さんと決勝をやって昇格したいなと個人的には思っています。仙台さんとの相性は全く良くないのですが、単純に長崎に行きたくありません。しかしながら長崎に行く仙台サポが1年の部員の中にもいると聞いて戦々恐々としています。くれぐれも気をつけて行って来てください。

 

今シーズン、個人的には天皇杯やアウェイも含めて17試合の現地観戦をすることができました。このあとプレーオフの2試合が増える予定です。「2試合」増えてほしいです。仙台に引越しをしてからもスタジアムまでの所要時間は地元から行くのとあまり変わらなかったので、週末に余裕ができた今シーズンはダントツの記録となりました。しかし、千葉、栃木、横浜FCといった関東アウェイが2月3月に集中していたこともあり、アウェイにあまり行けなかったことが心残りです。いわき、仙台、群馬、水戸ということで近場のアウェイにしか行けませんでした。来シーズンがJ1・J2どちらになったとしても、ホーム全試合と関東アウェイ全試合参戦を目標に頑張りたいと思います。もし仮にJ1に上がってしまうと関東アウェイがどっと増えてしまうため懐事情が心配です。

 


そして、2つめのお題の「MT車の魅力」についても触れておきます。私がマニュアルで免許を取ったと漏らしたことからこのお題が出てきたのだと思います。

 

「一家に一台軽トラック」みたいな農村集落で育ったこともあり、地元に帰った際に軽トラを運転できないのはやや不便だろうということでマニュアルで免許を取りました。あと、私の地元の集落は若い男性が少ないため、消防団への入団がほぼ強制みたいになっていて、そうなるとMT車であるポンプ車を運転しなければならないので、マニュアルの免許が要るかもなあということも考慮しました(厳密には準中型免許が必要)。ですので特にマニュアルに強いこだわりがあるわけではありません。

 

強いてMT車の魅力を挙げるのであれば「『運転』してるなあ」という感じがあることでしょうか。クラッチ操作やギア操作など、動作が常にあるので、オートマチック車を運転するときの「暇だなあ」感はあまりありません。あとは「普通車はAT車に限る」の文言が免許証に書いてないことぐらいです。

 

一方で渋滞時はかなり面倒ですし、上り坂での停車中に後ろにビタッと張り付かれたときの発進は緊張しますし、教習で女の子と一緒になることは全くないのですが、なんだかんだ運転してて楽しいとは思います。

 

私は道路のほとんどが片側1車線で交通量も少ない地元の鶴岡で免許を取得したのでAT車の「暇だなあ」感が生まれていたのでしょうが、車線がその何倍もある仙台となるとそうもいかないでしょう。ましてこれがMT車ともなれば集中すべきところが増えるのでなおさらおっかないです。ですが在学中早いうちにクルマを持ってアウェイの遠征に行きたいと思っているのでそんなことも言っていられないですね。

 


面白い話でもないのにダラダラと長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。この辺で私の話は終わりにします。

 

 

次回のブログはテクニカルスタッフの山下陽大君にお願いしようと思います。お題は「高校時代のサッカー部での思い出」と「ベガルタ仙台サポとしての嬉しい思い出、悔しい思い出」の2本でお願いします。

 


急に寒くなってきましたので皆さんも体調にはお気をつけください。

 

 

それでは。

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