どうも、工学部4年の舘野裕紀です。いやー、、、ついにこの季節が僕たちの代にも来ちゃったんですね。遺言ブログを書くのなんて、ずっと先のことだと思っていたのですが、とうとう僕らの番ですね。書くにあたって先輩方の遺言ブログを振り返っていると、かっこいい言葉がたくさん残っていますね。それを当時読んだときは、普段は思っていることなど口にしないでサッカーに取り組んでいる先輩方ですが、心の中では熱い気持ちや信念を持っていたんだなと感じたことを思い出します。
まあこんなこと書いていますが、ふと読んで頂いている皆さんの中に、
「んっ??お前も遺言ブログ書くの?」
と驚いているかたが多いのではないでしょうか。実はですね、書いている僕自身も驚いているんですよ。僕は今年色々あり、コロナの自粛明けの部活動にはほとんど参加してなくて、遺言ブログを書くのはちょっと違うのかなと思っていたのですが、順番を決めるあみだくじを見てみたら、自分の名前が入っていたのでちょっとびっくりしました。ただせっかく、このようなメッセージを残す機会を頂けたので、頑張って書いていこうと思います。
それである程度考えて、みんながブログをあげる前に1回書いてみたのですが、見ていると内容が少し被っていました。それなので、変えて周りと絶対に被らないことを書こうと思うのですが、内容はだいぶ偏ってしまうと思います。「興味ないわ」というブーイングが聞こえてきそうですが、ただ最後なので書きたいことを書かせてもらいます。ちゃんとメッセージも入れるので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
僕の好きなサッカーチームであるスペインのFCバルセロナについて書かせてもらいます。リオネル・メッシを擁するスペインの強豪でありながら、ここ最近は歴史的大敗の連続やメッシの移籍騒動など暗いニュースばかりで、バルサファンとしてもかなり落ち込んでいるのですが、ただ今もバルサのことは応援しています。
ではなぜこんなに僕はバルサが好きなのか?それはバルサイズムでもある“チームプレー”に魅了されているからです。このチームプレー(パスサッカー)はただ技術が上手いからという理由だけでやれるものではなく、時には自分のエゴを捨てて、チームのためとプレーヤー11人が努力するからできるものだと思います。しかもバルサの選手はみんな世界トップレベルですから、そんな選手たちが献身的に動くのはものすごいことだと思います。バルサに衝撃を受けてから、自分自身も楽しみながら、チームメイトを楽しませるという精神を大切にプレーできたらと思うようになりました(できていたかどうかは知らないけど)。
今でこそ若手が増えたバルサですが、10年前グアルディオラが監督であった頃は、バルサの黄金期であり、シャビ、イニエスタ、メッシを中心にした徹底したパス回し(ティキタカ)で、世界のサッカーに革命を起こし、自分自身も衝撃を受けたのを覚えています。その中で特に衝撃的だったのが、シュートチャンスの場面で打てるのにあえて打たず、より良い状態の選手にパスを出してアシストするプレーです。よくイニエスタとかシャビが、エースのメッシにゴールをお膳立てしていました。そして、ゴールを決めたメッシもアシストしてくれた人に感謝し、喜びを分かちあうのがお決まりのパターンでした。バルサでなかったら、チームの王様になれる程の技術を持っていたイニエスタやシャビがあそこまで謙虚になって、自分の活躍よりもチームの勝利を優先できる姿勢に感銘を受け、自分もそんな選手になりたいなと当時感じました。
それで突然ですが、僕自身当時から見ていて、この姿勢は日本的だなと思っていました。日本の文化には、おもてなしや忖度といった言葉がありますが、チームメイトの気持ちを推し量り、快くプレーしてもらう彼らのサッカーは日本寄りだと感じていました。だからこそ、イニエスタは現在ヴィッセル神戸に所属していますが、日本人に馴染めているのだと感じます。
バルサはグアルディオラ監督が退任し、黄金期が終わりかけましたが、ネイマール、スアレスが入団し、そしてそこにメッシを加えたトリデンテMSNのおかげで復活を遂げました。この3人こそ、本来は全員エゴイストであるはずなのに、ピッチ内外で仲良く、お互いに尊重し合いながらプレーしていて、さすが一流の選手なんだなと感心しました。今でこそネイマールはパリに移籍して、自己中とかシミュレーションの多さから過剰演技などと呼ばれていますが、バルサファンからしてみればチームプレーができる選手のはずなのにと思ってしまいます。この間ネイマールは「来シーズンはメッシとプレーする」と言っていたので、メッシがパリに移籍するか、ネイマールがバルサに復帰するか分かりませんが、僕としては、ネイマールにバルサ復帰してもらいたいです。正直パリのネイマールはあまり好きではないので、バルサ時代のを取り戻してほしいです。
すいません、だいぶ脱線しました。
それで最後に僕が皆さんに本当に伝えたいメッセージは、バルサのようにうまくいかなくても、“チームのために”という気持ちは持って欲しいということです。話は若干みんなと被りますが、東北大サッカー部の理念”Enjoy Football”があります。当たり前のことですが、メンバー全員がそれぞれ、好き勝手に自由にプレーしたら、楽しくない人も出てきますし、チームも機能しません。だからと言って、自己犠牲し続けろという意味でもないのですが、皆さんには自分自身が存分に楽しむとき、そしてそれを周りに譲るとき、このバランス感覚を大事にプレーして欲しいです。これこそが全員が楽しむ秘訣なのではと僕は思います。
そしてピッチ外でも、楽しく過ごせるように挨拶や、時間・期限守る(これに関しては僕も人のこと言えません。迷惑をかけてしまった方々へ、申し訳ございませんでした。)、関根のブログでもあったけど近くのマーカーを拾う、自分で外したシュートは自分で取りに行くなど基本的なことも忘れずに意識してください。特に上級生、Aチームのメンバーには強く意識してもらいたいです。このような小さな積み重ねがチームのためになっていき、試合に出ているメンバーのみならず、マネジャーや審判を含め周りのメンバーも楽しめるようになっていくと思います。さらに、全員が楽しめれば、周りからも応援してもらえる集団になれると思います。情けは人の為ならずという言葉がありますが、チームのためにとった行動が、いずれは自分自身に返ってくるはずです。そう信じて行動してみてください。
僕のメッセージが少しでも響いてくれたら嬉しいです。
最初に載せましたが、あみだくじに驚いていた割に、かなり自由に書いちゃいました。“チームのため”と言っているならば、自分の好きなことを書くのは控えるべきだと思いますが、めちゃくちゃエゴを出しちゃいました。矛盾していますね、すいません笑長々と書いてしまったのですが、これで最後です。
僕は幼稚園生のころからサッカーを始め、まさか大学まで続けると思っていませんでした。ここまで続けられたのは周りのメンバーに恵まれたからです。大学では苦しい時期もありましたが、周りの仲間、特に同期に支えられ、楽しく乗り越えることができました。僕は本当に運がいいなと思います。みんな、ありがとう。
家族に対しては、、、ここで感謝の言葉を書いたら、みんなと同じでつまらないし、しかも恐らくこのブログを見ていないので直接自分の口から伝えようと思います。
さて、明日は学年対抗戦です。非常に楽しみにしています。ただ、後輩の皆さん、動けない4年生がたくさんいると思うので、お互いケガしないように、お手柔らかにお願いします。それと同時に、僕たちは3連覇がかかっています。3連覇がかかっています。勝ったら3連覇です。わかっていますね笑、これこそ4年生へのおもてなし、忖度です笑 (それを言ったら、先輩から「お前ら、去年、一昨年と4年生を無視して優勝しているだろ!」と言われそうですが、、、その節はすいません笑)
最後の最後に、
これからはそれぞれ別の道を歩むことになると思うけど、それぞれの場所で活躍できるよう頑張ってください。僕も新たな目標に向かって挑戦します。
Good Luck!!